●ワハハ的保育を考える
「子どもを預ける」と言うより、「みんなで一緒に育つ」という考え方。ワハハと保育園、幼稚園、そして自主保育について考えてみませんか?
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21世紀型保育園を考える |
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----------------------------------------------------------------------○ ◎ワハハ・トピックス <ひろぴーの幼稚園レポート> 「それいけ!幼稚園ママ」 ○幼稚園って何のために行くところ? ○子ども達が幼稚園で学ぶこと c o n t e n t s ○我が家の場合「幼稚園って、本当に必要なの?」 ○ひろぴーの幼稚園選び ○初めて幼稚園ママになったひろぴーの独り言 ○幼稚園参考サイト 我が家の娘「ゆりな」、ただ今3歳11ヶ月。 今春、4月より幼稚園に通園することになりました。そして私もはじめて幼稚園 ママに。今回は、その幼稚園入園にいたるレポートをお届けします。 ○幼稚園って何のために行くところ?------------------------------------- 核家族化が進んで、親と子供だけという家庭、多いですよね。「昼間は子供と二 人だけという家庭では、親は子に過干渉に、そして子は親に依存してしまわない かしら・・・」そんな思いがよぎったのが、幼稚園入園を考えるきっかけでした。 公園のお砂場でお友だちと遊んでいるときに、子供たちが、お砂場道具を取り合 う。よくある光景ですが、こんな時あなたならどうしますか?ほとんどの場合は 取った子供の親は、「ダメよ!返しなさいっ!」。そして取られた子供の親は、 「ほら、貸してあげなさい」と、もめごとが起こる前に先回りして言っているは ずです。 よほど気心の知れた間柄でない限り、私自身もそうするでしょう。心の中では、 「ケガをしない程度の取り合いならば、そのまま子供の様子を見守っていたい」 と思いながら。 『親といることで、親があいだに入ったやり取りしかできない子に なってしまわないだろうか?』 それを裏付けるように、娘はお友だちのおもちゃを使いたい時は、決まって、 「あれ使いたいの。ママ言って」と私に言ってくるようになっていました。しか し、よく考えてみると洋服を着たり、ご飯を食べたりするといった日常生活でも、 親が手を貸すことで、早く、キレイにできるため、つい手を出していることに気 づきました。 身の回りのことが一人できず、言葉でコミュニケーションができない1〜2歳の 子どもに親が手を貸してあげるのは当然です。しかし3〜4歳になっても何をす るにも親の意思で動いて自分を主張できない、表現できないのは、ちょっとマズ いなと思ったのです。 ○子ども達が幼稚園で学ぶこと ----------------------------------------- 娘にとって、幼稚園は親と離れての初めての集団生活の時間になります。自分の ことは自分でする、同世代の子供たちとふれあう、それぞれ違った個性を持つ子 供たちとの集団のなかで、社会性やルールを学ぶ。これを体験するには、やはり 親子でいるだけでは限界があります。 幼稚園では、手助けをしてくれる親はそばにいません。自分で考え、行動しなく てはいけません。そして私はその中で「何が好きで、何がしたいのか」を自分で 考えさせる幼稚園に娘を通わせたいなと思っていました。なぜなら、大人でも自 分で考えて行動するって、なかなかできないですから。プログラムをこなす幼稚 園より、子どもの想像力を育む幼稚園探し。難しいです(幼稚園選びについては 後述します)。 ・・・と、話がそれましたが、幼稚園では、子どもは今までの環境だけでは味わ えない、たくさんの刺激を受けるはずです。自分より年上の子どもたちが遊んで いる姿を見て、自分もやってみたいと興味を持ったりすることもあるでしょう。 またケンカやぶつかりあいもあるのではないかと思います。取ったり、取られた りを繰り返しながら、取られた悲しみ、叩かれた痛みを自分の肌で感じていく。 これはとても大切な過程だと私は思っています。 ○我が家の場合 ------------------------------------------------------- 「本当に幼稚園は必要なの?」 これは、娘が1〜2歳の頃に感じていた素朴な疑問です。私のすることに何にで も興味を示し、こちらの問いかけに楽しそうに答えてくれる。幼稚園に行かなく ても、規律を教え、しつけもできる。だったら親子の楽しい時間を誰にも邪魔さ れずに過ごした方がいいと思ってました。 しかしその後、娘の成長とともに外(家庭以外)と接する機会も増えてきました。 初めて見るものに興味を示したり、同世代のお友だちと関わりを持ちたがるよう になりました。目で見て覚えたり、刺激を受けたりするこの時期に、家庭の中だ けでの出来事だけでは、少々物足りない様子がひしひしと伝わってきました。 「危ないからね」と言われて、今までジャングルジムの一番上まで登れな かった。だけど、勇気を出して登ってみたら、空がとっても近くに見えて キレイだったの。 床に絵を描いたら怒られちゃった。だけど、紙が小さくて書ききれなかっ ただけなの。もっと描こうと思ったら、少しはみだしただけなの。 ・・・私は時々、こんな子どもの言葉にハッとすることがあります。そして新 しい体験をし、感動する芽を、親以外の育児のエキスパートとともに伸ばしても らう選択もあるのではないだろうか?と思うようになりました。 こんな子どもの心をワクワクさせて、目をキラキラさせる場所。そうして私が探 して行き着いた場所が「幼稚園」だったのです。 もちろん我が家は「幼稚園」を選択しましたが、既成概念、固定観念にとらわれ ず、子ども自身が試行錯誤を繰り返しながら何かを得られる場所なら、私は必ず しも「幼稚園」である必要はないと思います。もしあなたがそんな場所をご存知 でしたら、ぜひワハハに教えてくださいね。 ○ひろぴーの幼稚園選び ----------------------------------------------- 今、人気の幼稚園の条件は、 1:給食 2:バス通園 3:延長保育 ・・・だそうです。確かに朝のあわただしい時間にお弁当を作ったり、雨の日の 送り迎えは大変です。これらは私も十分納得できる内容でもあります。なんたっ て親がラク!でもこれって、大人の都合がプンプンしませんか? 給食ではなくお弁当であれば、連絡帳に書いていなくても、残した量でその日の 体調がわかります。そしてバス通園も、バスに乗っていると気づかない季節の草 花に触れたり、幼稚園の出来事などを話しながら、帰ってくることができます。 私はあえて人気の条件にはこだわらずに、園の「教育方針」に重点を置いてみま した。 もちろん幼稚園選びは、初めての経験です。インターネット(文末に参照サイト 掲載しています)、公園のママさん情報などを元に気になる園をチェックしまし た。同じ幼稚園でもその人の受け止め方によって、評判が全然違います。実際に 自分自身で、話を聞くのが一番いいと思い、「園庭開放」や「1日体験入園」な どに参加して幼稚園と子ども達の様子を見てみました。例えば、 リトミック、英語、水泳がカリキュラムに入っていて、幼稚園にいながら お稽古事ができる園。 年に一度の「ミュージカル」に力を入れている幼稚園。週に一度、2時間 の練習があり「主役の子は必ず泣きます。でもこのミュージカルを通して 協調性と忍耐力を身に付けることができます。」と園長に説明されて泣く ほど辛い思いをしないと強調性や、忍耐力は身に付かないの?と驚いたり。 ・・・どの幼稚園もこちらがビックリするほど、園の特色を前面に出して園児募 集に力を入れています。 これはあくまで私の意見ですが、例えば「幼稚園に行きながら、お稽古事ができ る園」。一瞬、魅力的だと思いがちですが、よく考えてみれば、小学校になった ら、決まった時間割でカリキュラムに沿った授業が、朝から午後までいやおうな く行なわれます。子どもが、自分の時間の使い方を自由に決めることができる幼 稚園時間。それこそ、今の時期しかできない貴重なことかもしれません。 この価値観は人それぞれとは思いますが、幼稚園では、親と二人っきりではでき なかったこと、もっと多くの子どもと遊びに夢中になれる時間を、子どもにプレ ゼントしてあげたいと思いませんか? あと大切なのは、 園を知るには園をよく見ること。 チラシや一回だけの見学では、なかなか園の様子はわかりません。前もって連絡 をしておけば、保育時間内に見学させてくれるでしょう。逆に見学させてもらえ ない園は要注意です。保育内容をオープンにしていないのですから。そして気に なる園には何度も足を運び、園児の遊びの様子や表情をよく見ることをお薦めし ます。 具体的には、先生が子供に自由に遊ばせることができているかどうか?遊びを子 供自身で考えることができるような指導をしているか?遊びを「やらされて」い ないか?どの子ものびのびとした表情をしているか?等。その幼稚園が楽しいか つまらないかは、正直に子どもの表情に出ています。 親と離れての未知の世界。きっとそれだけで子どもにはストレスが溜まります。 現に我が家の娘も、初めての場所、初めてのお友だち、先生との出逢いに、3歳 児ながらプレッシャーと戦っているようです。なぜなら家に帰ると、思いっきり 我がままを言って甘えてきますから。この時期を子どもなりに乗り越えて、楽し い幼稚園生活になれば、と思ってます。 ○最後に〜初めて幼稚園ママになったひろぴーの独り言 ------------------- 親のこだわりや考え方が大きく左右する幼稚園選び。だからといって選択が正し いかどうかは誰にもわからないし、すぐに結果がでるものでもないと思います。 園のこと、娘が園で得てくるものを日々発見しつつ、これからもあなたと一緒に 「幼稚園」についてこれからも考えていきたいと思っています。 4月より娘は幼稚園デビュー、私はPTAデビューです。一体この先、どんな波 乱が待ち受けているか・・・続報は、ワハハのサイトでWeb連載の予定です。ど うぞお楽しみに! ------------------------------ ○幼稚園参考サイト: 「せいくらべ」 http://www.youchien.to/i/ 全国の幼稚園を地域別に検索可能。ただし、住所、電話番号のみ 「キッズページ」 http://kids.glocom.ac.jp/ (日本の学校)をクリックするとホームページを持つ保育園、幼稚園の 一覧表が見られます。 ホームページを持つ幼稚園はまだまだ少ないので、園の様子まではよくわかりま せん。直接、園に電話をして、前年度の園児募集要項があれば、請求するのがい いかもしれません。 text by ひろぴー / edit by Kuri ----------------------------------------------------------------------○ |
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娘の幼稚園が始まって、早いもので、もう2ヶ月。毎日、自転車での送り迎えで 私は3キロのダイエットに成功!と喜んでばかりはいられない、つらい日もあり ました。 行きはよいよい、帰りは怖い 幼稚園に行ったら、たくさんのお友達と遊ぶことができると思っている娘は、入 園式を指折り数えて楽しみに待ってました。入園式も無事に終わり、「幼稚園に 行きたくない」と言う事もなく、毎日楽しく通園。と、ここまでは、よいのです が・・・ 年少さん54人を半分に分け、一日おき1時間からの慣らし保育。これがゴール デンウィークまで続き、子供のレベルにあわせて無理なく、無理させないように 幼稚園の生活に慣れさせていきます。子供に優しい、このとっても良いシステム が我が家の娘には、少々物足りなかったようなのです。 遊びに夢中になり、ちょうどエンジンがかかってきたところにお迎えの時間。不 完全燃焼でお家に帰らなくてはならないのです。娘にとっては、ここでお家に帰っ たらこの楽しい時間はもうおしまい。帰ってなるものかというわけです。 お迎えに行っても「お家に帰らない」の一点張り。先生に促されて門の外にでて も、「お家には帰らない」「帰りに公園に行こうか」と言っても、「彩ちゃんの 家に行く」しょうがないので帰り道にあるお友達、彩ちゃんの家まで一緒に帰る ことに。このことが、娘と私の戦いの始まりになろうとは・・・ 諦めずに言い聞かせることの大切さ 帰り道にある彩ちゃんのお家に着くやいなや「彩ちゃんのお家で遊ぶ!」。一度、 家にあげてもらったら、毎日遊びに行くといいかねないので、「今日はやめてお こう。また、今度ね」と言っても聞く耳を持たず。挙句の果てに、寝転がって泣 き叫ぶ。 無理に手を引っ張れば「痛い、やめて!」と静かな住宅街に響き渡る声で、言う ものだから、近所の人が何事かと出てくる始末。きっと、見ていた人は幼児虐待 と思っていたに違いない。 いつまで続くかわからない状態に、毎日びびりながらのお迎え。幼稚園に行くの を嫌がって困るという話はよく聞くけど、帰りたくないと言って困らせる子供の 話は聞いたこともない。どうしたものかと悩みながらもお迎えの時間はやってく る。 ここで私は、気持ちを切替えた。この状態が一生続くわけもない。娘のわがまま にとことん付き合うわよ。と、思ってはみたもののなかなか良い方法が浮かばな い。 物で釣る作戦だけはしたくない私は、まずシュミレーション作戦にでた。前の晩、 寝る前に明日の予定を娘に聞かせた。お家に帰ると楽しいことがいっぱい待って いることを強調しながら。しかし、見事に失敗。でも、ここでへこんではいられ ない。次の日は、シュミレーションプラスお姉さん作戦。お姉さん作戦とは、お 姉さんは、わがまま言ったり、だだをこねたりしないと思っている娘のプライド をちょっとくすぐること。 あの手この手で、とにかく毎日言い聞かせた。その成果があったのだろうか、日 に日にわがままの度合いが和らいできた。慣らし保育が終わる頃には、ぷつっと 「帰りたくない」と言わなくなった。 考えてみると、幼稚園での新しい環境に慣れるために小さいながらも我慢をして ストレスが溜まっていたのか。唯一、わがままを言える私に思いっきりわがまま を言っててこずらせていただけなのか。 今となっては謎だけど、子供のだだこねには、親が一緒になって熱くならないこ とが一番大事なのかもしれない。叱って、無理やり家に帰ったとしても、その場 がまるく収まるだけで本当の意味でのしつけにはならなかっただろう。 今度は、どんなだだをこねて、わたしをてこずらせるのか・・・「さあ、かかっ ていらっしゃい。」と、今回の出来事で少しだけ子育てに自信を持ちつつ、娘に 正面から立ち向かう勇気を得たのでした。 |
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「自然から学ぶこと〜想像する力」 |
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「次世代の子どもたちのためにできること」 やっと、幼稚園の生活に慣れてきたと思っていたら、長い長い夏休みの始まりで す。幼稚園大好き!外遊び大好き!の娘にとっては、夏休みも、猛暑もストレス の原因になっているようです。快適に過ごせて、お金をかけないで、娘を満足さ せる遊びを考えることに毎日頭を悩ませてます。 さて、前回、「自然から学ぶこと」についてお話しました。今回は自然を残す為の 幼稚園の活動についてお話したいと思います。 「自然に育まれて子どもは育つ」、この言葉は、前園長から引き継がれ、幼稚園 の教育理念の根っこになっています。初めて聞いた時は、ぜんぜんピンときませ んでした。自然が子どもに良いのはわかっていても、大都会の中ではかなり難し い問題です。 しかし、幼稚園で遊ぶ子ども達の姿を見ていると、この小さな原っぱ(園庭)で夢 の世界を作り、与えられたおもちゃや遊具では味わえない、想像する力を育ん でいるんだなあと実感できるのです。少し、オーバーな表現かもしれませんが、 子ども達の表情が生き生きとしているのです。ささやかな自然ではあるけれど、 子ども一人一人を蘇生させてくれているようにも思えるのです。 今、このささやかな原っぱが、都市化の波にさらされています。これは、大都市 に住んでいる限りしょうがないことなのでしょうが、高層ビルが建つことにより何 百年もかかって山から流れてくる湧き水(地下水)の流れが断ち切られてしまう のだそうです。 「自然林の保護を考えるとき、最も重要な問題が地下水です。」 みなさん、このことをご存知でしたか? 東京は、大きな公園があちこちにあって、緑が多く残ってますよね。私は、今あ る自然林をなんとか残せばいいと、ずっと間違った認識をしていました。しかし、 地下水(湧き水)の流れが断ち切られることで、水が枯れ、地上の植物が枯れ、 植物が枯れれば、連鎖している動物も消えてしまいます。地下水がなければ、 いくら幼稚園の緑を残そうと思っても、どんどん幼稚園の自然は減ってきてしま うのです。 幼稚園の自然を残す為に、「自然と子どもを守る会」が発足しました。活動の始 まりは、昭和40年代。その頃周辺に、高層ビルの建設計画が、次々と行われ ました。幼稚園への日照や地下水の問題などで建て主に譲歩をお願いに回っ たのが、今日まで続く活動の端緒です。園児の保護者全員が会のメンバーです。 具体的な活動内容は、 ・建て主との交渉 ・自然と地下水の関わりの勉強会 ・近隣の自然(自然教育園)と触れ合う機会をつくるなどです。 しかし、ただ単に大都会のど真ん中で、高層ビルの建設を反対していても、無 理があります。幼稚園の今の環境を残すため、近隣の自然と共に自然体系を 壊さないようにしてもらうことが最大の活動です。 以前、幼稚園のそばにある白金迎賓館跡地にホテルを建設する計画がありま した。(「自然教育園」から「東京都庭園美術館」そして、幼稚園へと続く小さな森 は、かつては地続きでした。)私たちの先輩は、国、東京都、港区に対して用地 買取りと環境保全を繰り返し陳情・請願しました。その結果、ホテル側は、建築 を取り下げ、現在の「東京都庭園美術館」として、残すことができ ました。最近 の交渉では、一日中、太陽の日差しが幼稚園に差すように、ビルの高さを制限 してもらったり、地下構造物を作る際には、地下水の流れを止めないような構造 にしてもらいました。 このようにして、代々の先生方と保護者たちとで受け継がれてきた運動は、子ど もたちに真に豊かな環境を与えたい、という思いが支えてきました。 今、娘が幼稚園で楽しく過ごせるのは、先輩パパ、ママたちの熱い心意気の上 にあるのです。自分達の子どものためだけではなく、次世代の子ども達のため にも、その熱さを失いたくないなと思うのです。 近々、高層ビル建設の話があり、プラカードを持って行進する日もそう遠くはなさ そうです。私としては、実際に幼稚園で遊ぶ子どもたちの生き生きとした表情をを 見てもらい、自然と子どもの大切さをわかってもらいたい!その上で、なぜ高層ビ ル建設に反対するのかを知ってもらいたいと思うのです。 実際に体験することになる活動は、ワハハを通じて報告したいと思っています。そ して、みなさんの身近で起こりうる問題として考える機会となればと思います。 「自然教育園」http://www.ins.kahaku.go.jp/ 都会のオアシス。人間が手を加えていない自然がそのまま残ってます。 都会にいながら、四季を体感できます。 「東京都庭園美術館」http://www.teien-art-museum.ne.jp/ 広い芝生のお庭があり、小さいお子さんでも大丈夫。お弁当持参で出かけてみて は。 |
ひろぴーの「それいけ!幼稚園ママ」 Part4 |
「子供の躾や接し方で思い悩んだことありませんか?」 今日言い聞かせたことが明日になればできるようになるものでもないし、その子 その子の性格だってある。育児書に載っているとおりにすれば完璧!という簡単 なものではない。それが「子供の躾(しつけ)」です。 娘(ゆりな)への躾かたが間違っているのではないか、甘やかせ過ぎていないか と悩み、考えさせられた出来事があった夏休み。そのお話をします。 もう夏休みも終わろうとしていたある日、私たち家族は近所のホテルでのイベン トに出掛けました。 ボールプールやゲームなどあり、子供たちであふれかえっていました。どこも行 列ができていて、並ばなければならない状態。順番に並んだほうが、自分も相手 も楽しく遊べることを理解し始めてきているようで、初めは、ちゃんと並んでい たのですが、遊びに夢中になりそんなことはお構いなしに横入りをしたのです。 「みんな、順番に並んでいるよ。ゆりなもちゃんと並んでいるのに 後から来た子に先に行かれたらイヤでしょう?」 と言っても全く無視。 どんどん先に行ってしまいます。何度言っても、やめようとしないので、手を引っ 張り後ろに並ばせようとしたら、突然、ゆりなは目の前にいた子のほっぺをいき なり叩いたのです。おもちゃの取り合いなどの何かしらの原因があって手が出た のならまだしも、全く関係のない子に手を出したのでした。 娘は2歳くらいの頃、好奇心旺盛で行きたいところへはどんどん行ってしまう。 気に入らないことがあると、感情をむき出しにして所構わずひっくり返って怒る。 おもちゃの取り合いは日常茶飯事で、時には相手のお友達を押し倒してしまうこ とも・・・。 そんな娘に初めは、その都度言い聞かせていたのですが、毎日こういう状態が続 くと、私も気が付かないうちに力で抑えようとしていたのですね。勝手に行きた いところへ行こうとすれば、私が手を引っ張り連れ戻す。お友達に手を上げれば、 手を上げてわからせる。 でも、私がとってきた、この「体で感じさせる方法」は何の解決にもならなかっ たようです。むしろ娘は感情を叩くことで表現するようになりました。力で押さ えても力で返すことしか伝わらなかったのです。「叩いちゃダメでしょう!」と、 ゆりなをわからせるために親が叩くなんて、考えてみればおかしな話です。 私がそう気づいた後は、ちゃんと言葉では理解できていないかもしれないけど、 ことあるごとにいい聞かせてわからせてきたつもりでいました。それだけに、今 回、他の子どもを引っ叩いたのは、私にとってショックな出来事だったのです。 そして畳み掛けるように夫の「甘やかせすぎなんじゃない?」の言葉。やっぱり 甘やかせすぎなのだろうか?私はさらに落ち込んでしまいました。 「幼稚園ではどうなんだろう?」気になって先生に聞いてみました。 「お友達と遊んでいる中ではあいている物を探したり、あいている場所を探した りして、人と争うような場面は今のところありませんよ。ゆりなちゃん自身の 気持ちがうまく伝えられない時に手が出てしまうこと。これは、そう簡単には 解決できないことなのです。これから自分の気持ちをぶつけられるようになる と、もっと手が出るようになるかもしれません。脅して申し訳ありませんが、 言葉で解決できるようになるのは、6才過ぎてからでしょう。気長に対処して いかなければならないのよ。」 そしてさらに・・・ 「ゆりなちゃん自身がいけないことしちゃった、間違えたと気づくことが大事よ。 お母さんが感情的になって間違いを気づかせる前に手を引っ張った為、抵抗す る気持ちとやりたいという気持ちで自己コントロールができず、ついホッペを ぶってしまったのでは?この時、お母さんはどうされました?」 私は言葉に詰まってしまいました。 相手の子供に「痛かったでしょう?ごめんね」と謝ったものの、ゆりなに対して は、「何てことしたの!ぶっちゃだめでしょう!謝りなさい」とその場で感情的 に怒っただけで、ゆりな自身の反省を促すやり方をとらなかったのです。 「怒る」と「叱る」似ているようで、全然意味の違う言葉。辞書で意味を調べて みると、「怒る」とは不満で感情がたかぶること。「叱る」とは、他人の悪い点 を責めとがめることと書いてありました。この意味が語るように、私の躾は「叱 る」躾ではなかったように思います。ゆりなに何が悪いことで、何がいけないこ となのか考える時間を与えずに親が解決してしまっていたのですね。 今回は、フランス流子育ての「ダメなものはダメ!」と言える親でもありたいけ れど、子供と一緒に考えて、問題を解決する時間を持てる親でもありたいとも思っ た出来事でした。少し欲張りですが、もう少し、この方針で娘と接していきたい と思っています。 text by ひろぴー /edit by Kuri ----------------------------------------------------------------------○ |
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<子どものやる気の芽をつんでいませんか?> 娘(ゆりな)が通っている幼稚園では、月に一度、「月例会」なるものが行なわ れる。 先日行なわれた「月例会」は、子どもとの接し方を改めて考えさせられる内容で した。「親が子どものやる気の芽をつんでしまっている」ことを気づかされるも のだったのです!今回は、その月例会ことについてお話したいと思います。 「月例会」とは、いわゆる父兄会のようなもの。「今、子ども達は、こんなこと をして遊んでます」と園での様子を教えてくれたり、ケンカの様子を先生達が劇 仕立てで再現します。あらゆる場合にどう対処したらいいのかを親と先生とで考 える勉強会のようなものです。他のお父さん、お母さんがどう考えているのか? 50人子どもがいれば、50通りの子育てがあり、同じ悩みを持っていても、接 し方は様々です。実は50通りの子育て考が聞ける月例会を、私は毎回楽しみに しているのです。 先回の月例会のテーマは、夏休みに出された宿題のことでした。宿題といっても、 お勉強や工作ではありません。「生活習慣の記録」といって、日常の生活の中で 1人では出来ないこと、親の助けを必要とすることを取り上げ、今までの子ども の様子、具体的なねらい、大人の働きかけにより子どもの様子や変化を日にちご とに書き留めるのです。 『何を取り上げようか?』 完璧に子育てが出来るようになるのが目的ではないけれど、親の技量を試されて いるようで大いに悩んでしまったのです。結局、一番の悩みどころでもある「遊 んだおもちゃを片付ける」を取り上げることにしました。 <今までの子どもの様子> 「片付けて」と言っても「ママヤッテ」「デキナイ」と言って、自分から進ん ではやらない。1つか2つ片付けて終わってしまう。 <具体的なねらい> 自分から進んで片付ける。途中で嫌になってやめない。 こんな感じで、現状と目標を決めて、子どもがどのように変化していくかを親が 毎日、記録するのです。実際に取った記録で順に子どもの変化を追ってみます。 <大人の働きかけと子どもの様子・変化など> ・1日目 新しいおもちゃを次から次へと持ってくるので、部屋中おもちゃで一杯に。 「お片付けしようか?」の問いかけに、渋々片付けるが「ママヤッテ」とい う。一緒に片付けをするが、最後は私がやることになる。 ・2日目 初めから全部は無理なので、片付ける範囲を決める。(子ども用のテーブル とイスを用意。テーブルの上で遊んだおもちゃを片付けさせることにする。) ・3日目 大きなテーブルではないので、次に遊びたいおもちゃが置けなくて困ってい るので、「テーブルのおもちゃを片付けたら置けるんじゃない?」と言うと 無言でおもちゃを片付ける。しかし、どこに片付けていいのかよくわからな い様子。空いているスペースに適当にしまう。 ・4日目 昨日、片付ける場所に困っていたので、おもちゃを種類、用途別に分け、出 しやすく、しまいやすい環境を作る。 ・5日目 「○○デ、アソビタイ」と言うので、「じゃあ、テーブルの上のおもちゃを 片付けてから、○○で遊ぼうか」と言う。決まった場所を教えながら一緒に 片付ける。片付けが終わってから、次の遊びをするように働きかける。 ・6日目 片付ける場所も覚え、私が働きかけなくても1人でテーブルの片付けができ るようになる。 「片付けなさい!」と言い続けていたのに出来なかったお片付けが、意外に早く 出来るようになったことにビックリ!片付ける範囲を決めたこと、片付けやすい 環境を作ったこと、片付けが終わってから次の遊びをするように働きかけたこと で、出来るようになったようです。 でも一方で、「生活習慣の記録」として文字にして書くことによって、親の私が 冷静に考える時間が持て、ゆとりを持ってゆりなに接することができたことが一 番の要因だったのかもしれないと思っています。トイレトレーニングで、「どう しておしっこって言えないの?」と思えば思うほど、おもらしの回数が増え、気 にしなくなった途端、「おしっこ」が言えるようになるのと似ています。 『他の子ども達は、どうだったのか?』 他の親子が取り上げたテーマは、「大便をした後、自分でふく。」「おもちゃを 片付ける。」「洋服を自分で着る。」「靴を下駄箱に入れる。食事の時に遊び食 いをしない」など様々です。出来るようになった子どもの親の話を聞いていると、 「夏休みということで、時間を気にせずゆとりを持って子どもに接することがで きた」「どうせ、すぐには出来ないだろうと思っていたが、案外すぐに出来るよ うになった」という意見が多かったのです。 今回、この「生活習慣の記録」をつけてみて、ちょっとした大人の働きかけで、 出来ないことが出来るようになるんだなと改めて感じました。毎日の生活に追わ れてついつい大人が手を出してしまい「子どものやる気の芽をつんでしまってい る」のではとも思いました。 じっくり時間をかけて、少しずつ出来るように手助けしてあげれば、まだまだ出 来ることがたくさんあるのではないかと改めて反省するのでした。ただし、出来 たからといって誉めちぎりすぎは、禁物ですよ!誉められることだけに執着する 子どもになってしまいます。子どもには、「出来た達成感」を味あわせてあげた いですね。 みなさんも子育てに行き詰まった時、記録をつけてみては。肩の力が抜け、今ま でと違った接し方が見つかるかもしれません。 |
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【ワハハ的保育をさぐる】◆自主保育やってます!その1〜自主保育って知ってますか?〜
こんにちは、ワハハスタッフなりたてホヤホヤのchizukiです(^^)!夫単身赴任の 過酷な(?)状況下で、2男児の子育て中です。 さて、我が家の長男は5才。幼稚園でいうところの年中さん。でも、彼が日々通っ ているのは、幼稚園でも保育園でもありません。 屋根も机も教材もない、先生もいない。当番の親と保育協力者に見守られ、雨の 日も風の日も、外で、とにかく、遊んで遊んで遊びまくる!それが、私たち親子 が参加している「自主保育」です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■自主保育って知ってますか? ------------------------------------------------------------------------ 「自主的に保育、活動をする」のが自主保育。子どもを持つ親同士が集まって、 預け合い、共同の子育てをしています。親が自分たちで考え、その責任において 行動する、という、欧米にもある活動形態です。子どもたちの「自主」性を尊重 する、という意味もあります。 各地に自主保育グループがあり、それぞれに個性的な活動をしていますが、私た ち親子が、参加している会の特色は、園舎を持たない野外保育。0〜6才までの子 どもたちが参加、年少児以上は、親が交代で当番にあたり、預け合いをしながら、 自然の中で保育しています。 活動のベースにしているのは、都内の大きな公園です。桜が満開の中で新しい年 度をむかえ、雨天の続く梅雨時には、競技場の軒下が、子どもたちの「競技場」 に早変わり。 春〜秋の拠点は、木陰になっていて、涼しい、土の広場。水遊び、泥遊びにはま らずにはいられない場所です!いつも登って遊んでいる、たくさんの木は、秋に なると木の実と落ち葉をプレゼントしてくれます。 寒くなってくると、拠点を、子どもたちの手形がたくさん押してある、目印の旗 とともに、日当たりのいい芝生へと移します。 公園から歩いて15分くらいのところにある、プレーパークでの「かまど」が、特 別楽しみになる冬!焼きおにぎり、あそぼうパン(棒の先にパン生地をつけて、 あぶる)、焼き芋、豚汁・・・時には雪がヒラヒラ落ちてくる中での、お昼ごは ん。そして、3月には、年長児を送りだす「卒会」。 一斉に、と強制したり、優劣をつけたり、「できる」ことを目的にしない。創造 力を働かせて、遊びをつくっていく中で、子どもたちが、自分で考え、失敗や成 功を積む経験を重ね、生きる力を育んでいく。「見守る保育」を行います。 ~~参考リンク・プレーパークについて~~ ▼日本冒険遊び場づくり協会 http://www.ipa-japan.org/asobiba/ ▼IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会) http://www.ipa-japan.org/ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■我が家が自主保育と出会うまで ------------------------------------------------------------------------ 長男は、幼稚園に通っていたことがあります。ただ「近いから」「みんなが行く から」と入れてしまった幼稚園で、いろいろあって、年少の、はじめての夏休み を前に退園してしまいました。 アレルギー症状の悪化、というのが直接の原因ではあるのですが(実際ひどかっ た!)、でも、それだけだったら、体の回復を待ちながら、通わせ続けていたと 思います。 そうできなかったのは、私にとって、幼稚園の「アタリマエ」が、疑問になって きていたからなのです。同じ帽子に同じカバン、先生のお手本をみながら絵を描 き、TVのキャラクターを模した手遊びをし、起立、着席、整列ができるように なり、体力テストの結果がはりだされ、誰のためだかわからない行事の練習には げむ・・・ 子どもたちが楽しければ、それでもいいんだ。そう、自分を納得させようとしま した。けれど、そのときの私には、幼稚園に限らず「集団保育」自体への不信感 が芽生えており、長男の体に負担をかけてまで、幼稚園生活を続ける気にはなれ なかったのです。 「まずは親子で、とことん過ごしてみよう」 そう覚悟を決めて、幼稚園をやめ、何をするでもなくダラダラすること2ケ月。 息子のアレルギー症状も少し落ち着き、入園後から「肝心なときに必ず出ていた」 自家中毒も起こさなくなってきました。 「たいへんよくできました症候群」(私が勝手に命名。幼稚園に通いはじめてか らというもの、絵を描くにしても工作をするにしても、少しでもお手本通りにい かないと泣きわめいていた様子を表して。)もおさまり、何より、私自身に余裕 が戻り・・・ 「なんだ、幼稚園に通わせなくったって、大丈夫なんじゃん・・・」 それまで、私をがんじがらめにしていた「3才になったら幼稚園に行く」という 「常識」が、ボロッと外れて、なんと楽になったことか〜! でもやっぱり、子ども同士で遊べる機会もあったほうがいいかなあ・・・そんな 風に思っていた矢先に、「自主保育」の存在を知りました。 うちからバスで10分のところにある公園で、子どもたちが集まって遊んでいる らしい??しかも、幼稚園年令の子もいるらしい!と、なんだかよくわからない まま、見学に行ってみることにしたのでした。(次回へ続く) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― いかがでしたか?幼稚園、保育園だけじゃない、もうひとつの選択肢「自主保育」 に、興味をもっていただけたでしょうか? 今後は、じゃあ自主保育の子どもたちって実際、どんな風に過ごしているの?、 親のスタンスは?運営は?、そして、自主保育立ち上げに向けてがんばっている グループの様子なども交え、ワハハ的角度から見た自主保育をお伝えしつつ、 「子どものため」だけじゃない幼児期の集団保育について、考えてみたいと思っ ています。 私も自主保育に参加してます、という方、近所で自主保育をやりたい、と考えて いる方、自主保育ではないけれど、こんな集団保育を提案して実践している、と いう方など、いらっしゃいませんか?ぜひ、メッセージをお寄せください! 自主保育についてのメッセージはコチラへ(^^)
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幼稚園でもない、保育園でもない、保育の選択肢「自主保育」。親同士が自主的 に運営し、“見守る保育”を通じて共に子育てをしていく、その活動の様子や活 動を通じて考えたことなどをお伝えする連載第2回をお届けします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■見学期間に「初めの一歩」 ------------------------------------------------------------------------ 初めて自主保育の見学に行ったのは、もう、1年以上前のこと。日当たりのいい 芝生と、そこに掲げられていた、会の大きな旗が印象的でした。正直な所、思っ たより人数が少なくて拍子抜けしたのですが(^_^;)、それよりも、走り回ってい る子もいれば、座りこんでいる子や、お弁当を食べちゃってる子(朝10時)もい る・・・というバラバラさ、に、びっくり。 そして、もう一つ驚いたことには、誰かが、会について、親切にアレコレ説明し てくれる、ということがないのです。帰り際に「次はどこどこでやりますよ」 などと言ってくれたりもしません。 運営方法に興味があれば、自分で質問する、また来たい、と思えば、自分から次 の予定を聞く、のです。これには、当初、私も少々戸惑いました。 でも、自主保育の一員になった今では、このスタンスに納得しています。という のは、自主保育では、親が自主的に動くこと、が大きなポイントになります。入 会したら、自分で意見を出し、行動していかなければなりません。見学期間中に、 自分から積極的に関わることで、その第一歩を踏み出すわけなのです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■子どものペースを見守って ------------------------------------------------------------------------ 親って、子どもたちが集まる場所へ行くと、自分の子が「おともだちと遊ぶ姿」 を期待しちゃったりしませんか?私もそういうところがあったんですが・・・ 自主保育に見学に来る方の中には「全然、他の子と遊ばなかった」「親から離れ なかった」から、と、もう、来なくなってしまう人も多いです。気持ちはわかる のだけれど、もったいないなぁ、もう少し長い目で見守ってあげたらどうかなぁ、 と思ってしまいます。 自主保育では、基本的に「子どもにおまかせ」ですから、どうやって慣れていく か、その方法も、かかる時間も、様々。大人が期待する姿、じゃなくても、その 子なりに、その場を楽しんでいたりします。 うちの長男も、行き始めてから数ヶ月は、一人で、または、私や次男とばかり過 ごしていました。正直なところ、私も「こんなんで、来てる意味あるのかしら」 などと思うくらいだったのです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■その子なりのプロセスがある ------------------------------------------------------------------------ 私の心配をよそに、彼は毎朝、自主保育に行くかどうかをたずねては、どうも楽 しみにしている様子。帰り道はいつも機嫌がいいし、彼なりに、 魅力を感じてい るのかな、と、日々通い続けました。 初めて見学に来た日以来、ずっと、長男は、活動場所へ着くとすぐ、それが何時 であっても、お弁当を食べたがりました。ある日、よくよく様子を見てみると、 おなかが空いたから、というのではなく、おしりを落ち着けるための儀式?のよ うなものらしいことに、気がついたのです。 食べながら、他の子どもたちや保育協力者、当番のお母さんの様子を観察して、 徐々にその場を自分のものにしていく感じ。食べ終わると、妙に落ち着いて、一 人で遊びを見つけに行ったり、いつのまにか、保育協力者や他の子どもたちに交 じっていたり。 それから3ヶ月、そういえば、お昼の時間になるまで、お弁当を食べなくなったな、 と思った頃には、朝、到着するなり「おはよう〜!」と、みんなのところへ走って いく姿が見られるようになっていました。 その後、見学に来た子どもたちを見ていると、同じようなことをしている子もい て、面白いなぁ、と感心。こういうプロセスを、ひとっとびにせず、ゆったりと 見守ることができたのは、自主保育ならではだと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■「預け合い」に参加を決める ------------------------------------------------------------------------ 半年間の、見学の期間中、本当に様々なことがありました。プレーパークで、か まどの楽しさを知り、自主保育ならではの、運動会や、手作りの卒会を経験し、 子どもの様子などを話し合うミーティングの濃さに驚き・・・。何よりも、子育 ては一つじゃない、ということを実感し、自主保育に参加を決め、「預け合い」 へも加わることにしました。 この「預け合い」というのは、幼稚園などと同じように、決められた保育時間に 子どもを預けることができ、また、保育協力者とともに、自分も、保育当番に入 り、子どもたちを預かる、ということ。 たいていの自主保育グループでは、ほぼ、就学前の全年令の子どもとその親が参 加可能ですが、やはり「預け合い」こそ、自主保育の醍醐味!だと、私は思います。 次回の自主保育レポートでは、この「預け合い」について、さらに詳しく、 お伝えする予定です。 |
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働く親には避けられないテーマ、保育園。「保育園を考えることは、自分の子 育てを考えること」。どうぞCHINPYとそしてゲストのBENさんとともに、保育園 について考えてみることにしましょう。 ○introduction 〜保育園特集を始めるにあたってCHINPYから〜 ------------ ワハハな皆さん、こんにちは。21世紀もついに幕開け!2001年初の メルマガでは、これまで多くの方々からリクエストされていた「保育園」が テーマです。保育園に入園するまでのハウツー、いい絵本の選び方など、ち ょっと知りたいことならパソコンさえあればすぐに検索できて、無数のサイ トにリンク・・・なんて時代です。 「うちは幼稚園に行くはずだから保育園は関係ないわ」とお思いの方。ま あ、もう少しおつき合いください(笑)これからの保育園を考えていくと、 それは「保育園」という囲まれた施設の問題だけではなく、育児全般の環境 づくりになってくることがわかってきました。幼保一元の問題もかつて取り ざたされたことがありますが、もっと新しい意味で子育てに関わるすべての 人が参加できる環境が必要なのではないか?と。 これからの保育園は、どうなるべきなんだろう?保育園希望者が溢れてい る現状を変えることは本当にできるのか?子育ての環境について、大人に今 できること。・・などなど、私CHINPYは今回たくさんの疑問や不安を抱えて、 かねてからお会いしたかった保育のプロの方と対談させていただきました。 インタビューに快くお答えいただいたのは、保育のプロフェッショナル・ 船本勉(ふなもと つとむ)さん。船本さんは現在男性保育士として公立保 育園に勤務する傍ら、ご自分で立ち上げたHP「保育者ネットワーク」で全国 各地の保育士さんをはじめ、保育士を目指す方、保育園に関心のある親御さ んたちとも交信していらっしゃいます。HNはBENさん。小さい頃から勉=べン と呼ばれていたことから付いた愛称だそう。 ○BENさんのHP「保育者ネットワーク」へのリンクはこちら http://www2s.biglobe.ne.jp/~funamoto/ HPではMLの参加者だけでも450名を超えるという大所帯で、毎日の管理 もさぞ大変だろうと思うのですが「自分の仕事は、保育。インターネットや 車やバンド活動は趣味で楽しくやっているだけ。」と気負うところが全くな く自然体。私生活では、看護婦として働いてらっしゃる奥様との間に1歳6 ヵ月の男の子の育児パパとして毎日奮闘中。常に前向きな姿勢で保育の仕事 に関わっているBENさん。21世紀、これからの保育園がどうなっていくか、 予測を含めてたくさんの貴重なご意見を伺ってきました。 ○C o n t e n t s --------------------------------------------------- その1.保育園の子どもはかわいそう? その2.保育園と幼稚園はずっと区別したまま? ◎21世紀型保育園 その3.子育ての環境づくりに必要なのは? について考える その4.これからの保育園はどうなるか? その5.あとがき ○その1.保育園の子どもはかわいそう? ------------------------------ CHINPY:保育園が未知の世界だと、必ずそう思う親はいます。BENさんは、 そう感じている大人達にどうアドバイスしますか? BENさん: 「どういう環境をその子が手に入れているか?」が問題なので、保育園だか ら幼稚園だから、というのは論外です。今の時代、家で過ごしていてもかわ いそうな目に合っている子はたくさんいます。子どもが、物質的にだけでな く、人間的にもいい環境に巡り合えているか、という目で見てほしい。 それよりむしろ、保育園を「かわいそうな子どもが行くところ」という存在 にしている社会そのものにも根本的な問題を感じています。90年代に「少 子化」が現実問題になってから、女性の就労も認めざるをえず、しかも子ど もも産んでほしいとなった。 なのに、子どもを産むこと、育てることを、従来通り女性の「仕事」として いて、男も当たり前に引き受けるべきこととして社会システムのなかで保障 していけるか、という問題は手付かずのまま。保育園の子どもが過ごしてい る表情も見ずに、机上の論理で「保育園という所」を作っているように感じ ます。 あと「保育園ってかわいそう!」という人は、保育園に対しても、自分の子 に対しても不信感があるのではないでしょうか。残念ながらそうした「大人 の否定的な物の考え方」が、新しい社会システムの確立を邪魔しているとも いえます。もっと自分の子どもを信じてあげてください。保育園では、この 子の才能が伸びない。むこうの幼稚園なら才能の芽が出る、なんてこともあ りません。子どもの才能は、それが本当なら、つぶしてもつぶしてもどうし ようもなく芽がふいてくるものです。 どこに居ても誰と居ても、その子らしくいられる。保育園はそういう居場所 でありたい。まあ、どの子にも家庭っていうのは基本にありますけれどね。 家庭はあくまでも出発点であって、その子のすべてではありません。その子 が生きていく上で出会うすべての人が、その子が生きていく力になる。保育 園は子ども達の力を見守っていきたい。過ごす時間が幼稚園よりも長いしコ ミニュケーションも密になるから、もうひとつの家族みたいな存在なのです。 子どもの可能性を信じていれば、かわいそうなんてことは思わないでしょう。 ○その2.保育園と幼稚園はずっと区別したまま? ------------------------- CHINPY:こんな少子化時代に別々の必要ってあるの?なんて思うんですが、 BENさんは保育士というお立場から、どのようにお考えですか? BENさん: 僕個人の考えでは「このまま区別」ですね。どちらかに合わせようとしても 現状では無理が生じます。それぞれにはそれぞれの”ニーズ”というモノが 少なからず存在しています。それに保育園、幼稚園と一言でくくってしまっ たとしてもその保育内容には幼保という事にこだわらなくても、様々な特色 が存在していますしね。ただ『新しい育児支援システムとして何らかの制度 が生まれる』というのはあると思います。 ご存じの方も多いと思いますが、幼稚園は学校教育法に、保育所は児童福祉 法にそれぞれ規定され、文部省・厚生省と管轄もわけられています。片方は 教育の場、もう一方は福祉の場、と行政の側からきっぱりと区別しているの です。 戦後の保育所は矛盾を抱えていて「すべての児童の福祉」と謳われながら、 戦後の福祉制度はなお「恵まれない子ども」のためのものでしたし、そのか ぎりで国家の財源が使われることが許されていました。ところが、ふたをあ けたら「普通の子どもたち」が多勢保育所に入ってきました。福祉財政とし て困ると判断されたのでしょう。急きょ「保育に欠ける」子ども達だけに絞 られました。(1945〜51年当時) でも、それは今の時代、また矛盾してしまっていると思います。当時、国の 策として「保育に欠ける子ども」と限定するのは、二つの理由がありました。 一つは『どこまでも福祉財政が膨らみすぎないため』。もう一つは『子ども が生まれたら母親たるもの=家庭のなかで「育児」に専念するもの、という 考え方が強調されてきたからです。母親が外働きしないで家庭に入っていれ ば保育は万全、「保育に欠ける」ことにもならず、しかも社会的な財政負担 はゼロですむと考えられたのです。 で、さきほど「その1.」でも述べましたが、90年代の少子化問題へつな がります。「女性の就労と育児の両立」「男女ともに子育てを」のスローガ ンを掲げて98年4月から、厚生省は行政主導の措置制度をなくしました。 つまり保護者が自由に保育所を選べることになったのです(ただし市区町村 に届け出)。そんなことまで国に制限されていた今までのほうが、むしろ不 思議だったと思います。 保育所に入る児童の対象は「保育に欠ける」はそのままです。これをはずす と午後の「預かり保育」を始めた幼稚園とまったく区別がつかなくなる。区 別がなくなるのを恐れているのは、実は国の役人だけだと思いますが。保育 園と幼稚園の関係をどうするのか?肝心な点はつめられないままきています。 保育園だけに膨れ上がる「ニーズ」を持ち込む前に、まず、スエーデンのよ うに企業の中で男にも義務づけられる育児休暇の制度が不可欠ではないでし ょうか。さらに、生活の場で子ども一人ひとりへの経済保障としての児童手 当や医療保障、随意に利用可能な地域のチャイルドセンター、ファミリーサ ポートなどを充実して、働く場と生活の場の双方で、しっかりした子産み・ 子育ての具体的な保障が必要。 それ抜きにして、今の保育園に「色々なサポート」をさせるのは、国の責任 放棄ともいえる。そういう「受け皿」的な役割を今の体制のままの保育園が 引き受けてしまったら、現場の僕ら保育士や預かる子ども達の体も心も、お かしくなっちゃいますよ。 ○その3.子育ての環境づくりに必要なのは? ------------------------- CHINPY:BENさんは3〜4歳児の幼児クラスを担任されていますが、就学前 の子どもに必要なことは、どういうことだとお考えですか? BENさん: 僕はね、「人を育てること」と「教育」は同じ次元で考えることではないと 思っています。就学前までの子どもには専門的な知識を与えるのではなく、 『人間の下地作り、器づくり』をしていきたい。つまり頭で知識とか知恵を 詰め込むのでなくて、体で色々な経験を通して「生きる力」を身につけてほ しい。 そういうと大人ってすごくお金をかけたイベントを想像するんだけど、もっ と身近な経験でいいんです。一緒に砂遊びするとか、近所を散歩するとか、 家で絵本を何回も読んであげるとかね。わざわざ遠くまで出かけなくても、 子どもは落ち着いて自分と向き合ってくれる時間が欲しいものだから。 それから、これは今の時代、子どもだけでなく大人にも当てはまるのですが 『人間らしく生きよう』っていうこと。失敗してもいいんです。失敗したら どん底から這い上がる力が大切なんです。でも、親がそういう経験を通して 成長していないと、子どもが失敗することが怖くて仕方ないんですよね。 先日、近所の小学校で飼っていたウサギが死んでしまいました。今の子ども って「死ぬ」ってことがピンとこないんです。家族の中に老人がいないし、 ペットも飼うのが難しい住宅事情ですから。死がどういうことかわからない。 で、クラスの皆を連れて、死んだウサギとお別れしに行ったんです。冷たく なったウサギを皆、手のひらで触って「あ、冷たい、動かない」っていう実 感と共にこれまで可愛いだけだったけれどもう一緒に遊べない、悲しみとい う気持ちを抱えていました。 ところが、ある父兄がその後「園児に死んだウサギを触らせるとは、一体ど ういうことだ!」といってきたんです。衛生上云々よりも、そういう体験を すること自体が本当は大切だと思うんです。 だから、子育ての環境づくりのためには、大人の意識改革が必要ではないで しょうか。例えば、ひとつの出来上がった形にこだわらないこと。子どもっ て、一生懸命に積み木とかで遊んで完成しても、満足するとバーンと壊して また次の物を作り出すでしょう?そういう姿勢は見習うべきです。育児や保 育は、短時間で結果なんて出ないんですから。 これでいいというマニュアルがあるわけでもない。ただし、今自分がやって いることには自信をもってほしい。でも、いつでもゼロになれる、振り出し に戻れる勇気をもちながら、親が日々成長していくことはもっと大切です。 --------------------------------- CHINPY:では、0〜2歳くらいの乳児に対しては、どのようなことを踏まえて 考えればよいでしょうか? BENさん それはまず、人間のリズムである(睡眠・食べる・飲む・排せつ)を身につ けること。例えば、心地よい音楽だってリズムが要になっている。リズムの めちゃくちゃな不協和音を気持ちいいと感じる人はいないのと同じことです。 特に「食べる」ことですが、親が忙しいと『とにかく与えたものをきっちり 食べてほしい』になりがちです。出来合いのベビーフードもいいですけれど、 食べる楽しみって「おいしい」って瞬間だけでなくて、作る過程における食 べ物の香りや包丁の音などのシズルに対する条件反射もありますよね。 保育園でも0歳児クラスには、ちょっとした台所を保育室に用意してにして、 お腹がすいてくる条件を踏まえて食事の時間を設定している所なんかもある ようです。その香りや音がしたら、おいしいものが食べれる!っていう楽し みや喜びの情緒を育てることは大事です。 それと、これは乳児にも幼児にも同じなんですが「大人の叱り方」について。 今、虐待とか嫌な事件が毎日のようにありますよね。『いって聞かせて、わ からせる』って、子どもにはこれを繰り返すしかないんです。大人の怒りの 感情をぶつけないでください。子どものわかる時を待ってあげてほしい。感 情的になったり、体罰に走ったりしても子どもは恐怖の感情しか残りません。 それが、なぜいけないかを辛抱強く繰り返しいうことです。 勿論、親にしかできない怒り方もあります。いずれにしても、突き放して怒 るのではなく「おまえが大事なんだ!」という親子の絆みたいのを感じさせ られるかですね。勝手に親の枠で考えないで、子どもそのものを誰とも比較 することなく認めてあげるのが、乳児には一番の愛情でしょうけれど。 ○その4.これからの保育園はどうなるか? ------------------------- CHINPY:ズバリ、特集の本題です(笑)。たとえ、今は理想論だと政治家に 一蹴されたとしても、私は一人ひとりの声がどんどん増えて大きく なることで、時代が変わることもあると信じています。 BENさんの保育士として、子どもの父親としての個人的なお考えを お聞かせいただけますか? BENさん: 保育園が、子どもを預ける人だけの施設でなく、もっと開かれた共有できる 場所へ変わっていくことを望んでいます。いわば『子育てのベース基地』に したいですね。子育ては家庭の中だけで抱えていることでなく、もっと多様 化していいと思うんです。 「その1.」の話の中で、家庭は子どもの出発点といいました。でも核家族 が多くなって、自然に学べていたこともわからなくなっている。恐らく友だ ちという関係では、お互い腹を割ってお互いの生活や育児に口が出せないの かもしれませんね。だから、保育園が家族の一部に存在できれば、と思うん です。 地域との共生という意味でも、保育園の役割は重要になってくるはずです。 園の育児相談には、近隣からも様々な相談がきます。最近、信じられない話 ですが「赤ちゃんのオシッコが青くないんです。大丈夫でしょうか?」とい う質問もありました。テレビCMで紙オムツの上に青い液体を垂らして実験す るじゃないですか。だから、赤ちゃんのオシッコが青いと信じて疑わない人 もいるわけです。 自分の周りに赤ちゃんがいない、育児の相談ができる人がいない。密室育児 は実際にあるのです。そういうママたちを具体的にサポートしていくことは、 その子どもたちを守ること、育てることでもあるわけです。 大和市の無認可保育園でおこった悲しい事件、覚えてますか?子育てと保育 は根本的に違います。ある意味”保育”とは”職人”として捉えられますね (笑)保育のプロである保育士なら、働く親だけでなく育児に悩んでいる人 たちへ第三者としてアドバイスしていけるはずです。でもプロでない人(少 なくとも気持ちの上)にも頼らざるを得ない社会状況がある。本当に胸がつ ぶれる思いです。まず、自分たちができることから変えていきたい。 『仕事をもっていれば「保育に欠ける」から預かるけれど、専業主婦は子ど もを預けて息抜きしてはだめ。』意地悪くいえば、そんな体制がこれまでの 保育園だったかもしれません。でも、21世紀は会社勤めの有無に関係なく なってほしいと願わずにはいられません。 幼保一元化については「このまま区別すべき」といいました。それと矛盾す るかもしれませんが、国の財政をこれからの子ども達にもっと廻してもらえ るなら、保育園という立場は改革すべき点はたくさんあります。そしてそれ は現場にいる保育士だけでなく、保育園に通っている親御さん、これから子 どもをもつ世代の人たちを含めて、自分の考えや意見をもって発信してほし いんです。政治家任せにしている時代じゃないんです。この国の保育園の問 題は、もう限られた人たちのことではないんです。そこから育児、環境、経 済とつながっていく日本の根本に関わることだと。 保育園という名前の『子育てのベース基地』が、日本中の皆の声によって、 どんどん増えていけばいいですね。 ○あとがき 〜インタビューを終えて〜 ---------------------------------- 初対面のBENさんとは話が弾んで「ちゃんと取材したの?!」と思われるような コメントばかりいただき、自分でもその共通した思いに驚いてしまいました。 かねてからの『あたらしいシステムの保育園をつくる』夢が、BENさんとの対談 を通してまた心熱く燃えています。 ワハハの場では、毎回連載していたエッセイも、最初で最後になる特集も、こ の号でCHINPYは最後の参加になります。しかし、私CHINPYは、保育園に関する HPを近日中に立ち上げます。実際に新たな保育システムを確立させるまでの足 掛かりとなれば幸いです。 これまで応援していただいた皆様、ありがとうございました。また新しい場所 でお目にかかりましょう!そして、BENさん、年の瀬の夜更けに三時間以上にも 及ぶインタビューを嫌な顔ひとつせず、丁寧にお答えいただきまして、ありが とうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします!2001年CHINPY 爆進します! Somebody has some ideas that you need now. text by CHINPY ----------------------------------------------------------------------○ |
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